感染対策推進室

部門紹介

感染対策推進室

感染対策推進室は高度医療を支える感染管理と、感染症行政医療を担える適切な感染管理を推進するとともに、病院感染に関する問題を迅速に解決できるように現場をサポートして、患者および訪問者・医療従事者の安全を確保することに寄与することを目的として2010年に設置されました。感染対策推進室は室長(医師)、専従看護師(感染管理認定看護師)、事務職員で運営し、感染対策制御チーム(以下ICT)を配置しています。
感染管理に関するプログラムを立案し、感染対策推進室室長・院内感染対策委員会/ICC・院内感染対策チーム/ICT・看護部感染担リンクナース・各部門との連携をはかり、プログラムの実践・評価・改善を行うため組織横断的に活動し、全職員が一丸となり、患者さまの命を守るために感染対策に取り組んでいます。

砂川市立病院院内感染対策の基本的な考え方

砂川市立病院は、中空知の地域医療センター・地域救命救急センターとして救急告示病院・へき地医療拠点病院・災害拠点病院・地域周産期母子医療センターとして医療を担う自治体病院であり、また第二種感染症指定医療機関であることから、伝播リスクの高い感染症患者に対する高度な感染対策を実践するとともに、易感染患者を含む全ての対象者を病院感染から防護する責務があります。  そのため効果的な感染管理組織を整備し、サーベイランスを核にした感染管理のプログラムを策定し実行、病院感染対策マニュアルを遵守して常に標準予防策と適切な感染経路別予防策を医療行為において実践します。さらに、院内外の病院感染情報を全職員が共有し、異常を速やかに察知し迅速な対応を実践できるように病院感染発生事例の分析・評価し感染対策の改善を実践していきます。

感染対策推進室任務
  1. 病院感染対策委員会と連携し、ICTの活動に反映する。
  2. 病院感染サーベイランスを中核となって行う。
  3. ICTの中核として、他の関連部門との連携を取り活動を行う。
  4. 病院感染対策に関する職員の教育を行う。
  5. 地域の医療施設との連携や相談の窓口となり、情報交換やコンサルテーションを行う。
感染対策推進室の主な活動内容
  1. 感染管理プログラムの作成とアウトカム評価・改善
  2. 院内ラウンド(ICTと連携し院内ラウンドと改善への提言)
  3. 院内職員教育
    • 感染対策遵守のための現場教育・啓発
    • 定期的集団継続教育
    • 委託職員に関する感染教育
  4. 感染対策マニュアルの作成・改訂、マニュアルの遵守率の向上への介入
  5. サーベイランス・全病院細菌分離状況の解析とフィードバック、部署への介入案の立案・評価・ターゲットサーベイランス(CA-BSI・SSI)の実施・結果のフィードバック・JANIS(厚生労働省)への参加
  6. 抗菌薬使用状況の把握と抗菌薬適性使用への介入
  7. 職業感染対策・ワクチン接種、針刺し・切創の対応、結核曝露時対応
  8. 諸種コンサルテーション
  9. アウトブレイク対応
    • 感染性疾患発生時の対応
        アウトブレイク早期特定と制圧
  10. 最新の情報収集と提供
    • 院内感染対策委員会(ICC)、感染制御チーム(ICT)への感染管理の最新情報の提供や提言
    • 施設内への広報活動と患者むけ広報活動
    • 地域連携(2012年度 診療報酬感染対策加算Ⅰ取得)
        地域と連携病院とのカンファレンスを定期的に開催し、施設
        における感染対策の評価や改善に繋げる

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