先輩研修医からのメッセージ

先輩研修医からのメッセージ
北藤 健則 (旭川医科大学卒)

 当院は中空知の中核病院であり、砂川以外の周辺地域から多くの患者さんが受診されます。そのため、walk-inの軽症から救急搬送される重症患者さんまで幅広く経験を積むことが可能です。また、研修医の日直・当直の症例に関して様々な科の先生方からのフォローアップがあり、安心して診察に携わることができます。
 さらにレクチャーも豊富にあり、毎朝行われる勉強会では様々な症例について議論したり、論文を吟味したり、上級医からの知識や手技的な指導を受けたりと常に成長できる環境にあります。
 地域的にも札幌・旭川が近く、車や電車でも1時間程度で行くことができます。

 以上、簡単ではございますが、当院研修のご紹介とさせていただきます。興味のある方は是非見学にいらして下さい。お待ちしております。

 

久世 瑞穂 (北海道大学卒)

砂川研修の魅力

  • 多様な疾患を救急外来で経験できる

都市部では病院ごとに役割がある程度分かれており、一定の重症度や疾患群を診る救急を経験することになると思います。砂川は地域の中核病院であることもあり、軽症から重症、外傷から内科疾患、小児から高齢者まで様々な人が救急外来に来ます。志望科以外の疾患もまんべんなく経験したい人におすすめです。

 

  • スタッフの皆さんが研修医に慣れていて優しい

研修医を長年受けている病院ということもあり、良い意味で研修医の「できなさ」を分かって下さっている印象があります。また、できていないことに対して優しく指摘して下さり、疑問があればすぐに答えて下さいます。研修医にとってとても働きやすい環境だと思います。

 

  • マイナー科がそろっている

特にマイナー外科で常勤の先生がいらっしゃる科が多くあります。志望科が決まっていない場合もいろいろな科を経験できたり、色々な疾患の治療の過程を追えることは魅力点だと思います。

 

三本 佳一郎 (札幌医科大学卒)

 砂川市立病院1年目研修医の三本佳一郎と申します。まずは当院のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。僭越ながら私が研修生活で感じたことについて述べさせていただければと思います。

 私は当院の一番の魅力は教育環境だと考えています。当院の研修は日中のローテーション科においても、日当直においても主体的に取り組ませていただけます。「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、まさにその通りだと感じることが多く、文献で勉強しても覚えられなかったようなことが一度経験させていただくと驚くように覚えられるようになることをしばしば経験します。まずは自分で問診や身体所見、一般検査など所見を取ることから始まり、一定の結論を出し、それに対してフィードバックをいただける、いわゆるPDCAサイクルを自然にすることになり、大変勉強になる充実した環境が当院にはあると思います。

 

 上級医の先生方をはじめ、2年目の先生方、看護師さんや薬剤師さん、臨床検査技師さん、放射線技師さんと、皆さん本当に優秀でお話させていただくと、病棟や外来での流れについて、処方について、エコーの仕方や画像の読み方など様々なことを大変優しく教えてくださいます。それは皆様のやさしさはもちろんですが、先輩の研修医の先生方が今まで皆さん積極的に研修に取り組んできたことも一因として少なからずあると思い、感謝しております。

 

 最後までご覧いただきありがとうございました。研修医は研修している立場であり、出来ることには制限があります。その中で当院はとても多くの経験ができる、周りの方々、歴代の先輩方が作り上げてくださった素晴らしい環境があると思います。当院は札幌や旭川からJRで50分以内の距離にあり、少しでも興味のある方は是非一度見学に来ていただければ嬉しいです。私は5年生の春休みにはじめて砂川市立病院を見学し一目惚れで第一志望に決めました。なにか少しでも皆さんのプラスになることがあるかもしれません。皆さんとお話できることを楽しみにしております。長文を失礼致しました。どうぞよろしくお願い致します。

三好 長 (札幌医科大学卒)

「私は臨床研修病院を考えるにあたって、道内外合わせて10箇所以上(本当に熱心な方はそれ以上見学されていらっしゃるかもしれません)の病院見学や、オンライン説明会に積極的に参加しました。その中で当院を第一希望でマッチング登録し、ここで研修できるご縁をいただけました。学生時代から当院に対して感じていたことや働き始めて改めて感じたこと、新しく発見した当院の研修の特徴についてお伝えできたら幸いです。

 

私が当院の研修で魅力的に感じる点は、①職場環境の良さ、②フィードバックの充実、③給与体系の3点です。

 

  • 職場環境の良さ

初めてだらけの臨床研修・社会人生活がストレスだらけなのは避けられません。その中の一つで”職場の人間関係”というのは大きな要因の一つに感じられます。”研修医なんていてもいなくても同じ”、”研修医なんて邪魔なだけ”と考えて研修医に不当に厳しく接してくる人は当院にほとんどいません(たまたま私がそういう方に出会ってないだけな可能性もありますが…)。上級医の先生方は我々の拙く瑣末な疑問に対しても丁寧に答えてくださったり、社会人として大先輩な医療スタッフの方でも我々を”医師”として対応してくださったりします。そのような人的環境の良さは一朝一夕で醸成されるわけでなく、長年当院が中空知管内の”最後の砦”として存在し続けていることに由来していると考えられます。また、道内の研修病院としては当直回数が多いことも影響しているかもしれません。学生の視点からしたら当直回数は研修病院を選ぶ指標の大きな一つですが、当院の場合は月に6-7回ほど日当直をこなします。そういった環境を求める、または厭わない人間が集まってくるため同期たちの間で悪い意味のギャップは少ないと感じます。いわゆる”同期ガチャ”についても、心配は少ないのかなと思っています。

 

  • アドバイス・フィードバックの充実

ローテーション先の診療科や日当直でさまざまな症例に出会う中、その診断や対応には悩むことが多いです。そんな中 上級医の先生方からアドバイスいただいたり、その後の経過について教えてもらえたりして、やりっぱなしにならないのが当院で研修する大きな魅力の一つです。自分が日当直帯で診察した患者さんをその後各診療科の先生が外来や病棟で診療していくのをカルテなどで追っていけるのは、とても勉強になります。もちろん成書やマニュアル本で勉強しておくのは大切ですが、実際の現場で実践しそのフィードバックを豊富にいただけるのは、なかなかない環境に感じます。

 

  • 給与体系

働く意義の一つとしてお金はとても重大だと私は考えています。当院は当直代がきちんと支払われるのはもちろんのこと、始業前の朝の勉強会や平日の残業代もきちんと出ます。そのおかげで手取りが50万を下回ることはまずありません。働いた分しっかりと給与に反映されます。

また、家賃補助を半額(上限あり)出して貰えます。このように恵まれた給与体系下なら、勉強に必要な物品や生活用品も気兼ねなく一通り揃えられます。しかも研修医全員にとって意義がある書物は研修センターが購入してくれる場合もあります。

 

 この駄文をご覧になって当院に興味が湧いた方、本当かどうか確かめたい方、当院に興味ない方、そもそもこちらをご覧になってない方、どんな方でも是非一度見学にいらしてください!交通費もきちんと出ますよー!

 

以上です。

 

 

三木 恭介 (札幌医科大学卒)

砂川市立病院1年目研修医の三木恭介と申します。

 

  • マッチング先に選んだ理由

砂川を見学したときに、救急外来で研修医が第一線で初期対応している姿を拝見し、ここで研修できたら専門領域に関わらず患者さんの訴えに対応する基礎を身に付けられると考え、研修先の第一希望にさせていただきました。

 

  • 日当直・救急外来の業務

ここの研修が一番の魅力だと思っています。医学生のときは病歴聴取と身体診察がメインで、治療や方針決定についてまで考える機会は少なかったですよね。砂川は日当直初日から「とりあえず診察してみようか」と言われ、ぎこちない診療だったのを覚えています。回数を重ねるにつれて、聞くべきことや取るべき身体所見がわかるようになり、初期の頃よりはスムーズに診療できるようになってきたと実感しています。2年目の先輩や上級医・指導医の先生にフォロー・フィードバックしていただきつつ、実践で学んできたことが大きく寄与していると思います。上の先生から言われたことを実行するだけではなく、自分で考えて動いて方針について提案し相談できる能力を身に付けていきたい、そんな医師になりたいという方にはぴったりな病院ではないでしょうか。また、救急外来の看護師さんは親切でわからないことは何でも教えてくれるので、感謝してもしきれないぐらいです。とても研修しやすい環境だと思いますので、見学にいらした場合にはぜひ当直見学もお勧めします!

 

  • 病棟管理

各科の先生は個人がどこまで学びたいのか、志望科に合わせて研修をプランニングしてくれます。はじめのうちは患者さんを把握するのに手一杯かもしれませんが、徐々に慣れてきたら必要な検査や治療、退院に向けた支援などについて、主治医の先生とディスカッションして方針を決めていきます。自分の考えたことについてカルテに記載し、上の先生からその都度フィードバックをいただけるので、日々成長できるのを実感できます。病棟での処置などがあれば研修医にやらせてくれることが多いため、手技の勉強をしてから臨むようにしています。科によりますが、空いた時間には教科書などで勉強することも可能であり、担当患者さんの疾患について詳しく勉強してすぐに生かすことができます。

 

以上簡単ではございますが、当院を選んだ理由、研修の内容について述べさせていただきたました。実際に足を運んで感じていただけたら幸いです。見学、研修希望される方を心よりお待ちしております!

 

古川 知怜 (札幌医科大学卒)

 当院の臨床研修について興味を持っていただきありがとうございます。

 砂川市立病院研修医1年目の古川と申します。

 私が当院での研修を選んだ一番の決め手は、学生の時に診療する研修医の先生方を見て“すごい”と感じたからです。稚拙な表現で申し訳ありませんが、私がなぜあの時“すごい”と感じたのか、1年間の研修を踏まえて見えてきた点をご説明させていただきます。

 当院での研修の一番の軸といっても過言ではないものは、救急外来での研修です。当院の救急外来はER式を採用しており、空知管内の1次~3次救急まで幅広い症例が集まります。日当直は、1年目、2年目、上級医の先生の3~4人体制で、基本的には研修医が1stタッチをして、その上で上級医の先生に相談をしながら診療方針を決めていきます。問診・身体診察・各種検査を自分で組み、診断や対応を自分で考えていくため、一通りの救急外来での対応力が身についていきます。救急に特化したような病院と比較すると救急車の台数がものすごく多いというわけではありませんが、一人ひとりが診るには十分な数の症例が来ます。また、当院の特徴として、walk inで来る1~2次のcommon diseaseが多く、医師として必須に身につけたい診療技術を学ぶことができます。一方で、珍しい症例や重症症例も稀ではなく、walk inで来る重症症例などを経験することも多々あります。そのため、どの科に進むとしても研修医として身につけておきたいcommon diseaseの診療技術を着実に磨きつつも、珍しい症例や重症症例からスキルアップしていくことができます。もちろん重症症例では、研修医だけで対応することはなく、すぐに応援の先生を呼ぶことができる体制が整っています。また判断に困った際も各科の専門の先生にすぐに相談できる体制が整っており、フィードバックを受けることができます。このような体制で救急外来での研修を行っているため、確実に力をつけることができます。

 また、各科でのローテーション研修も充実しています。当院は基本的にほとんどの診療科が揃っており、それぞれの科の専門の先生から指導を受けることができます。上級医の先生方や、病棟の看護師さん、他の医療スタッフの方々も、研修医を一人の医師として扱ってくださるため、見ているだけではなく、診療に携わる一員として学んでいくことができるのは、成長につながる大きな点だと感じています。

 以上のような点から、当院の研修医の“すごい”が出来上がっていると感じています。私自身まだまだ未熟な点が多く、日々学ぶことばかりで、あの時感じた“すごい”に至っているかはわかりませんが、1年前の自分と比べると確実に成長できているなと感じています。

 幸い私は研修環境や周りの人にも恵まれ、今1年前に戻ったとしてもまたこの病院を選びたいと思えるくらいに充実した研修生活を送れています。

 みなさんもぜひ、当院で一緒に研修をしてみませんか。研修医一同、いつでもみなさんをお待ちしています。