臨床検査科

 
 当院臨床検査科は、臨床検査技師24名(臨時3名)、助手2名で各種検査を行っています。
・細胞検査技師 4名
・認定資格:超音波認定技師(腹部1名・胸部1名)
・NST専門療法士 1名
・認定輸血検査技師 1名

 生化学検査 
 生化学検査とは、血液(血清)や尿、その他穿刺液などの体液に含まれる酸素・糖質・脂質などの成分を各種分析装置で分析し、その測定したデータを疾患の診断、治療、予防に役立てています。
 
 
 免疫血清
 免疫血清とは、抗原抗体反応を主とした感染症検査です。血液中の血清成分を用い、ウィルスや細菌に対する抗体を検査します。体内にウィルスや細菌などが侵入すると体内で免疫機能が働き、抗原の増殖を弱めたり排除しようとする抗体を産生します。それらを測定します。
 
 
 血液検査
 血液検査は、血球成分を検査する検査と出血・凝固系の検査です。
血球検査では、赤血球・白血球・血小板の数を分析機を使用して測定しています。また、形態(各血球の形)を分類し、貧血や白血球などの疾患の診断に役立てています。
 出血・凝固検査は、止血の働きを調べる検査です。
 
 
 輸血検査
 輸血検査は、血液型亜型や不規則性抗体がないかを検査し、より安全な輸血を受けられるように検査しています。例えば同じ血液型でも不規則性抗体や亜型では輸血ができない場合があります。
 
 
 一般検査(尿・便)
 尿検査は、腎臓や尿路系の検査で重要かつ基本的な検査です。尿は生体の最終産物で多くの無機・有機物を含み栄養や代謝の状態を反映しています。腎尿路系疾患や肝疾患・糖尿病のスクリーニングとして重要な検査です。また、尿中の固形物(尿沈渣)を顕微鏡で見て感染症等がないかも検査しています。
 便検査は、腸管内での出血や虫卵などの検査をしています。
 
 
 細菌検査
 細菌検査では、感染症(食中毒・肺炎・髄膜炎など)の発症又は疑いのある患者さまの検体(喀痰、尿、便、血液、膿、髄液など)から起炎菌(原因菌)を検出し、菌名の固定や薬剤感受性試験(どの薬が効くか)を行います。これらの検査は、生化学検査や血液検査と違い1日では、結果が出ません。検体を培地(栄養分を持った寒天)に植えて18〜24時間37℃で培養し、病原性の疑いのあるコロニー(菌の集落)を機械でさらに18時間測定するために結果が出るまでに2〜4日かかります。菌によっては、1週間かかる場合もあります。
 
 細菌とは別にウィルスの検査も行っています。インフルエンザウィルス・アデノウィルス等は24時間体制で行っていて検体が検査室に届いてから15分以内で報告するようにしています。
 
 

 生理機能検査には、患者さまの体に線(電極)をつけて検査するものがあります。(心電図検査・脳波検査など)良く質問される中で「痛くないの?ビリビリしないの?」と尋ねられ場合がありますが、測定装置から体内に電気(電流)を流すことはありません。体内に流れている微弱な電流を測定装置に捕らえ、それを増幅して波形にしていますので全く痛みを伴わない検査です。
 
 心電図検査
  12誘導心電図
 一般的な検査で、手足にクリップ状の電極、胸に吸盤状の電極を付けて検査します。
皮膚に直接電極を付けるために、下着やパンストなどは脱いで頂かなければ
なりませんので部屋が寒い場合は、スタッフに申し出て頂いています。(検査時間1〜2分) 
 
  ホルター心電図
 いつ出現するか分からない不整脈を捉えるために、携帯式の記録装置を24時間装着して検査します。また、患者さまにご協力を頂き、日常生活の一部を記録用紙に記入して頂くことがあります。それにより、どのような動作をしている時に不整脈が出るのかが分かり易くなります。(検査時間24時間)
 
  マスター負荷心電図
 階段昇降を繰り返すことで、心臓に負荷を与え、その直後に心電図を記録する検査です。(検査時間15〜20分)
 
 
 呼吸機能検査
 呼吸器の程度、手術が可能かどうかを判断。また、手術後の開腹の判定、呼吸困難の原因鑑別に必要な検査です。患者さまの状態を正確に把握するために出来るだけ努力して頂く必要があります。(スクリーニング検査時間5分、精密検査1時間)
 
 
 尿素呼気試験
 胃潰瘍の原因の多くを占めるピロリ菌がいるかどうかを調べる検査です。錠剤を1錠内服して、その後の呼気を調べることでピロリ菌の存在を調べます。(検査時間30分)
 
 
 脳波検査
 脳の電気的な活動を頭皮に皿電極を取り付け波形を記録する検査です。微弱な電気を記録するため、頭皮を拭いてから検査を行います。痛みはまったくありません。(検査時間30分〜1時間)
 
 
 神経伝導検査
 神経を電気で刺激することで、電気が神経をどれだけの速さで伝わるかを調べます。末梢神経障害の有無や障害部位の診断に有効です。(検査時間30分〜1時間)
 
 
 ABI(血圧脈波)
 血管の壁が厚くなって弾力性が失われ、血管が劣化したり狭くなってしまう「動脈硬化」が原因です。血圧を測るのと同じ感覚です。
 両手、両足首の4ヶ所の血圧を同時に測定するだけなので痛みはありません。薄手の服ならそのままで測定できます。
こんな方は要注意!
 ・喫煙 ・高脂血症 ・高血圧 ・糖尿病 ・冷感 ・しびれ感 ・肥満
 
 
 各エコー検査(胸部・腹部・頚動脈・甲状腺・下肢)
  エコー
 体表面から超音波をあて、そこからの反射をひろい画像として表したものです。超音波とは、「人が聞くことを目的としない音」のことです。この超音波を用いて検査をしているため、人体に害はなく、誰でも何度でも繰り返し検査が出来ます。
 検査は、上半身裸になっていただき、左側臥位でベッドに寝て検査します。検査部位にゼリーを塗って、超音波を出すプローブ(小さい機械)をあてると画像がでます。