専門・認定特定看護師紹介

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活躍する専門看護師・認定看護師の紹介

当院では、現在4分野4名の専門看護師と15分野26名の認定看護師が活躍しています。
専門・認定看護師とは、日々変化する医療現場の中で働く看護師たちを専門的知識や技能でサポートし、組織的に看護活動を実践する看護師です。
当院では、特定の専門分野において「実践・指導・相談の役割を果たし、看護ケアの広がりと質の向上を図ること」を基盤に院内活動を行っています。

老人看護専門看護師

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福田 智子 平成30年

活動内容

老人看護専門看護師は高齢者看護のスペシャリストとして優れた知識や技術を持ち、卓越した看護実践を行うほか、高齢者本人と家族への支援、保健医療福祉に関わる多職種との連携や協働、看護師に対する教育や相談への対応、高齢者看護に関する研究を行う役割があります。年齢を重ねて生きてこられたその人の尊厳を大切に、認知症や慢性疾患など様々な健康課題を抱えた高齢者の「生活の質(QOL)の向上」や「自分らしく生きること」を支えたいと思っています。また、高齢者を支えている家族への相談に応じるなど、高齢者とその家族を含むすべての人々とともに、高齢者が望む暮らしを支援していきたいと思います。

急性・重症患者看護専門看護師

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伊波 久美子
活動内容

大きな手術や急に起こった病気や怪我などで重症な状態になり命の瀬戸際にある患者さんとご家族に良いケアが出来るようにすることが急性・重症患者看護専門看護師の役割です。
重症な患者さんやご家族は身体的にも精神的にも多くの苦痛や不安を抱えていますが苦痛や不安が強いほど、その辛さを表現することができなくなります。そのような声にならない苦しみや思いを理解し代弁する能力が看護師に求められます。簡単なことではありませんが、私たちの思い込みではなく、患者さんやご家族の価値化や生き方を尊重した医療ができるように医師をはじめとする他職種と協働していきたいと思っています。
実践では患者さんの枕の位置、病衣の着方、吸い飲みを置く位置、含嗽水の温度など日常生活援助の中の細々としたことへの配慮を大切にしています。このような小さなことの積み重ねが患者さんの生活を作っていると考えているからです。
院内活動として、早期離床の学習会を集中ケア認定看護師やリハビリテーションスタッフと一緒に開催したり、看護研究の助言、せん妄患者の院内ラウンドなどを行っています。

小児看護専門看護師

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鶴 有希 平成30年
活動内容

 小児看護専門看護師はあらゆる健康レベルにある子どもとその家族の健康生活を維持・促進するために、高度な知識と技術を有して看護活動を展開する小児看護のスペシャリストです。小児看護では発達段階に応じたケアを提供することが求められています。特に、小さいお子さまは自らの状態や気持ちをうまく言葉で表現できません。そのため、「子どもにとって最も善いケアは何か」を考え、時には擁護者となり支援しています。

 子どもが病気になることで親の心配や不安は高まります。お母さまやご家族の気持ちを聴くとともに、お子さまの病気や必要なケアをお伝えしています。子どもができる限り自宅療養できるよう、小児科外来・病棟スタッフとともに支援しています。

 地域包括ケアに参画する医療機関の一員として、外来・病棟・地域と連携し、切れ目ない育児支援・看護が提供できるよう取り組んで参ります。

慢性疾患看護専門看護師
活動内容

慢性疾患看護専門看護師は、生活習慣病の予防や慢性的な心身の不調と共に生きる人々に対する慢性疾患の管理・健康増進・療養支援などに関する水準の高い看護を行う役割を担っています。
 看護外来や院内の横断的な活動を通して、患者さんや家族等が慢性疾患を抱えながらも持てる力を発揮し、その人らしい暮らしが継続できるように、病状の安定を目指し共に考えることを大切に支援しています。また、病院内外の多職種と連携し、意思決定支援や療養支援を行っています。

乳がん看護認定看護師

 乳がんは女性のがん罹患率第1位であり、30代後半から増え始め、家庭や社会で多様な役割を担う女性に多くみられます。乳がん看護認定看護師は、診断期から終末期までのあらゆる段階の患者さんに対し、治療の意思決定支援、ボディイメージの変化への対応、リンパ浮腫の予防、術後のケア、遺伝、子供を含めた家族ケア、再発・転移時のサポートなどを行う役割を担っています。乳がん治療は乳がんのタイプや一人ひとりの状況や病態により治療法が異なり多様化しています。患者さんやご家族の不安や迷いに寄り添いながら、納得した治療ができるようサポートさせていただきます。そして、この地域で生活される患者さんが安心して病気と向き合い、自分らしく生活が送れるよう、医師・看護師・多職種と連携し支援させていただきます。

 どんなことでも構いませんので、どうぞお気軽にご相談ください。

在宅ケア認定看護師

在宅ケア認定看護師は、病気や障害、あるいは老いにより、暮らしづらさや病状への心配などを感じている方に対して、本人の意向に沿った暮らしを継続できるように支援する役割があります。在宅療養を支援する様々な職種や機関と連携し、病気と治療・生活を包括的にコーディネートすることで、暮らしの場が持つ力を最大限に発揮できるように院内外のあらゆる場で看護実践を行っています。

体力や認知力の低下、つらい症状を抱えながらの在宅療養は大変なことも多くありますが、一人一人の大切にしたい事や人や物に囲まれて暮らす幸せを感じながら療養生活が送れるように、支援していきます。

 

在宅ケア認定看護師は、以下の特定行為を実施することができます。

  • 気管カニューレの交換
  • 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換
  • 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
  • 脱水症状に対する輸液による補正

集中ケア認定看護師
活動内容

砂川市立病院は空知管内唯一の救命救急センター(18床)を有し、心筋梗塞や脳卒中、交通外傷など急性重症患者を多数受け入れています。ICU(6床)には、大手術の術後や人工呼吸器装着患者・補助循環が必要な患者さんが入室しています。私たち集中ケア認定看護師の役割は、このような生命の危機状態にある患者さんの病状の変化を予測し、悪化を予防しながら、生活者の視点を持ち早期回復への支援をすることです。また、患者さんを支えるご家族の不安や精神的苦痛を理解し、少しでも気持ちが楽になるように寄り添うケアを提供しています。

院内では、フィジカルアセスメント研修や急性期回復促進(早期離床)テクニカルナースの育成を行っています。

緩和ケア認定看護師
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野々宮 ゆかり(右)平成19年

森井 佳奈(左)平成24年

活動内容

緩和ケアは病気の状態や時期に関係なく、がんと診断された早い時期からその時に合った方法で提供される大切ながん治療の一つです。がん患者さんやそのご家族の多くは、診断から治療、そのあともがんと共に生活していくことになります。痛みやその他不快と感じる症状、気持ちの落ち込みやつらさ、治療費や生活に関する不便さなど、がんと診断された時から多くの苦痛を感じると言われています。

わたしたち「緩和ケア認定看護師」はがんと診断された時からがん患者さんやご家族の苦痛を緩和し、その人らしく過ごせるようにサポートします。砂川市立病院には病棟、外来、がん相談支援センターなどの部署に在籍し、それぞれの部門で痛みはもちろん、体や心の辛さ、生活の不自由さ、仕事や治療費の相談、ご家族の不安や悩みなど、様々な苦痛緩和に対するアプローチを実践しています。

救急看護認定看護師
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(左)新村 智宏 平成21年

(右)古賀 啓太 令和7年

活動内容

 当院における救急看護認定看護師としての役割の1つは、救急車で運ばれた方や救急外来を受診した患者さんの初期対応とハイケアユニットに入院した患者さんのケアが中心となります。救急外来を受診する方は、急な辛い症状や突発的な事故による外傷等が多く、少しでも早く軽減できるよう医師をはじめとした多職種と連携を図りながら患者さんの治療、看護にあたっています。

 また、当院は「RRS(院内迅速対応システム)」を24時間365日運用しています。RRS(院内迅速対応システム)とは、救急集中治療を専門とする医師1名と看護師3名がチームとなり、病院内にいるすべての方を対象に容態が重篤化する前、重篤化した際に迅速に現場へ出向き必要な処置を行うことで「予期せぬ心肺停止」を最小限にするためのシステムです。チームの看護実践力を向上させるため要請症例に対する「振り返り」や「学習会」を行うことも救急看護認定看護師としての役割です。

 救急外来を受診された方や入院中の患者さん及びご家族が安全かつ安心して療養できるよう日々研鑽しています。



がん薬物療法看護認定看護師
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大嶋 守(左)平成22年

高橋 里佳(右)平成23年

佐藤 あゆみ(中央)令和5年

  

活動内容
近年のがん薬物療法の進歩はめざましく、これまで治療が困難とされていたがん種や進行がんの患者さんもその恩恵を受けられるようになりました。
がん化学療法看護認定看護師は、「がん薬物療法」を受ける患者さんに、適切な薬剤投与管理と副作用マネジメントを行い、患者さん一人ひとりの生活を見つめ、その人らしく過ごしていただくためのケアを提供していきます。
がん治療を取り巻く様々なつらさに対しては、院内の専門家と連携し、チームで患者さんの治療継続を支えていきます。
がん治療による、外見の変化に対する支援(アピアランスケア)にも力を注いでいます。
お困りのことがありましたら、遠慮なくご相談ください。

感染管理認定看護師
活動内容

 感染管理認定看護師は、普段は目立たないかもしれませんが、患者さん、来訪者の皆様、そして私たち医療従事者を、目に見えない脅威である感染症から守るために日々活動しています。2019年の新型コロナウイルス感染症の流行を機に、その重要性が広く認識されるようになり、当院でも資格を持つ看護師が2名となりました。

 私たちの重要な役割の一つに「サーベイランス」があります。これは、病院内で感染症や有害な微生物が広がっていないかを常に監視し、その情報を関係部署に迅速にフィードバックすることで、適切な対策につなげる活動です。

サーベイランスに加え、私たちは手指衛生の徹底に向けた取り組みや医療器具の安全な消毒方法の指導、感染症発生時の対応、そして職員への感染対策に関する研修など、多岐にわたる活動を行っています。

 私たちは、専門的な知識と技術を持つ認定看護師として、常に最新の科学的根拠に基づいた感染対策を提供することで、患者さんはもちろんのこと、大切なご家族、そして私たち医療従事者自身をも守っています。皆様が安心して医療を受けられるよう、これからも精一杯努めてまいります。

糖尿病看護認定看護師
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加藤 聰枝(右)平成22年

飯尾 里美(左)平成29年

活動内容

糖尿病治療は生活と非常に密接しています。私たち糖尿病看護認定看護師は日々生活の中で様々な工夫を行い、血糖コントロールをする患者さんを支援します。治療と生活を調整する上で生じる諸問題について一緒に考え、生活の質を高く生きていくことができるように尽力します。

糖尿病透析予防指導外来 毎週 火・金曜日
フットケア外来 毎週 金曜日
糖尿病教室(糖尿病教育入院) 毎月2週間
糖尿病フォローアップ教室 年1回(11月頃)

手術看護認定看護師

当院は地域の中核病院として高度急性期医療を支えています。中央手術室は全9部屋を有し、年間4000件を超える手術を行っています。その中でもハイブリッド手術室による低侵襲手術に加え、近年ではロボット支援手術(ダヴィンチ)を導入し、より専門的で質の高い医療を提供しています。

手術看護認定看護師の役割は手術を受ける患者・家族に対し、周術期(術前・術中・術後)を通してかかわり、周術期に関連するあらゆるリスクや苦痛を最小限に留めるために多職種と協働し、患者が安全・安心・安楽に手術を受けられるよう支援します。また、手術看護認定看護師は「特定行為研修を組み込んでいる認定看護師教育課程」を修了しており、適切な患者評価と臨床判断から周術期麻酔管理においてタイムリーな処置を行うことで、患者がより安全・安楽に治療を受けられる医療体制を構築します。

摂食・嚥下障害看護認定看護師

伊藤郁子(右)平成21年

島本 真純(左)平成26年

活動内容

救命はされても様々な障害が残る場合があります。その中でも摂食・嚥下障害は食べる喜び、生きる喜びが奪われ、無理してたべると窒息や肺炎の危険が 生じます。患者様やご家族の「食べたい、食べさせたい」という願いに向き合い、口から食べるために望ましいリハビリテーションを受けられるように支援しま す。

「口から食べる」をサポート

  1. いつでも食事が開始できるようにします。
  2. 食べたり飲んだりする過程を情報提供します。
  3. 安全な食事の仕方を生活に定着させます。

一方で、誤嚥性肺炎を繰り返し、口から食べることが危険な患者様もいます。口は食べることが出来ない時期でも、話す、呼吸するなど、ヒトにとっては欠かすことのできない働きをします。「口の健康」を保つため、院内認定である口腔ケアテクニカルナースを運営し、各部署のリーダーとなって活動する人材を育成します。

また、医師、歯科医師、栄養士、薬剤師、言語聴覚士、理学療法士など多職種とともに、栄養サポートを実施します。

認知症看護認定看護師
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福田 智子(右)平成24年

原田 和美(左)令和元年

畠山 朝美(中央)令和6年

活動内容

認知症看護認定看護師の役割は、専門的な知識や高度な看護技術を用いて、認知症の人の権利を守ること、生活環境を調整すること、自己決定を支援すること、家族を支援することなどがあります。
院内では看護師に対する認知症やせん妄患者へのケアのアドバイスやご家族の心理的支援などをチームで行っています。また、認知症看護の質の向上を目指し、最新の認知症ケア技術に関する院内教育も行っています。
認知症疾患医療センターでは、地域で生活している認知症の人やそのご家族からの介護相談に応じています。また、認知症初期集中支援チームや認知症カフェなど、地域で暮らす認知症の人とその家族を支える活動にも参画しています。
65歳以上の4人に1人は認知症あるいは認知症予備軍と言われています。認知症は決して珍しい病気ではありません。砂川市立病院が「認知症の人が安心して治療を受けられる病院」となれるよう、また、「認知症の人やその家族が安心して暮らすことができる地域づくり」に今後とも取り組んでいきたいと思います。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師
活動内容

"その人らしい生活と人生を支援"

私たちが何気なくしている『呼吸』ですがCOPD(慢性閉塞性肺疾患)をはじめ気管支喘息、間質性肺炎など慢性呼吸器疾患をもつ患者さんは、日常生活動作に『息切れ』を感じ活動の幅が狭くなっていきます。
慢性呼吸器疾患に伴う『息切れ』は心身ともに苦痛を感じ、そばで見守る家族もまたどうしていいのかと不安を感じています。そういった患者さんと家族に関心をもち、不安や悩みなどの気持ちに寄り添いながら、その人らしい生活と人生が送れるよう支援していきます。
在宅医療が推進される中で、安定期・増悪期・終末期の状態に応じた呼吸リハビリテーションを行い、自己決定を尊重して療養生活が継続できるよう、外来と病棟、地域、多職種と連携し、切れ目のない看護を提供していきます。

慢性心不全看護認定看護師

土田 智也 平成25年

活動内容

慢性心不全認定看護師は、心不全や心筋梗塞・不整脈など心臓に疾患を抱える患者さんとその御家族のケアを行います。患者さんの入院中の身体面・精神面のケアはもちろん、心不全の病態と患者さんの生活に応じた療養生活行動の支援を行う役割があります。
現在は急性期病棟で、症状緩和のマネジメントや家族の精神的サポートを実践しながら、慢性期病棟と連携して、退院後の療養生活のための相談や疾患の知識提供を行っています。また、退院前には療養支援に関わる医療スタッフと共に退院前面談を行い、その場に参加して退院後の生活のサポートをさせていただいています。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
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中村 千春 平成28年

活動内容

脳卒中患者さんの多くは、ある日突然起こることで運動障害や意識障害、高次脳機能障害など様々な症状を引き起こし、合併症の発生頻度も高い病気です。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師は、発症後早期から重篤を予防するためのケア、病態に応じた活動性の維持・促進のために実施するリハビリテーションの必要性が求められ、自分らしい生活に近づけるために自立を支援することが役割です。
脳卒中リハビリテーション看護は、後遺症の程度は症状や重症度によって異なりますが、リハビリテーションは効果に大小はあっても、残された能力によって生活レベルが大幅に改善することもあります。実践では、患者さんやご家族からも日常生活に変化があった時の喜びが大きくやりがいを感じやすい分野です。
在宅医療が推進されている中で、日常生活の看護で自分のできることを見極め、自分自身や家族の生活行動をどうしていくのか考えながら、患者さんやご家族が生活に近づいたケアや生活の再構築に対する支援を重点的に関わり、医師をはじめ多職種との連携を図り協働しながら活動していきます。
院内では、所属部署における脳卒中リハビリテーション看護の実践や指導、相談、依頼のあった部署への講義などの院内教育を行い、臨床での看護の質の向上に努めています。

皮膚・排泄ケア認定看護師
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橋場 貴恵(左)平成19年

石塚 仁美(右)平成28年

活動内容

皮膚・排泄ケアには、ストーマケア、創傷ケア、失禁ケアの3分野があります。術前からストーマケアを行い、ストーマ造設後の生活が少しでも困難なく過ごしていただけるようにケアを行います。
創傷ケアでは褥瘡ケアだけでなく、瘻孔や下腿潰瘍など皮膚トラブルへのケアを行います。
排泄ケアは、失禁の原因を考え、それによる苦痛を少しでも取り除けるようにし、正常な排泄ができるようにケアしていきます。
また、どの分野でもスキンケアが大切です。皮膚トラブルを減らし、より良い皮膚を保てるようにすること心がけ、患者さん・ご家族と相談しながらより良いケアを提供できるように取り組んでいきたいと思います。

当院独自の認定制度 テクニカルナースの紹介
院内認定テクニカルナース制度

当院では、テクニカルナースの育成を目指し、技術の向上とやりがいの維持、看護の質を保つ目的で院内認定テクニカルナース制度を実施しています。
感染管理、緩和ケア、救急看護、口腔ケア、呼吸理学療法、がん薬物療法、糖尿病看護、認知症看護、生活行動回復ケア、褥瘡ケア、急性期回復促進ケア(早期離床)の11コースがあり、現在までに117名の看護師が受講しました。受講は、自主的なもので1年間のカリキュラムに沿って行われます。病院長から修了書が手渡されます。
受講終了後は、各部署での実践や後輩教育に力を注いでいます。受講生の中から認定看護師を目指したり、看護師のキャリアアップにつながっています。
その他にも、看護師個々が成長できる学習環境を整えております。

感染管理テクニカルナース

感染管理テクニカルコースでは、手指衛生や個人防護具の取り扱いといった基本的な知識・技術から、抗菌薬や微生物に関する専門的な知識まで幅広く学び、科学的根拠に基づいた感染予防を実践できる看護師の育成を目指しています。

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、感染対策の重要性は広く認識されました。また、新たな感染症がいつ流行するか予測できない現代において、感染管理について学び、実践力を身につけることは、看護師にとって不可欠なスキルと言えます。

緩和ケアテクニカルナース
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緩和ケアは病気の状態や時期に関係なく、がんと診断された早い時期からその時に合った方法で提供される大切ながん治療の一つです。がん患者さんやそのご家族の多くは診断から治療、その後もがんと共に生活していくことになります。私たちは"その方らしい生活が送れる"ように抱えている痛みはもちろん、体や心の辛さ・生活の不自由さ・仕事や治療費の相談・ご家族の不安や悩みなど、様々な苦痛緩和に対するアプローチを実践出来るよう、緩和ケアの質向上に努めています。

救急看護テクニカルナース

救急看護テクニカルナースでは、見落とし厳禁な疾患と症状にポイントを当てた講義と演習内容にしています。
その日の受講が終わった時には、早く働きたいとワクワクして夜も眠れないはずです。

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口腔ケアテクニカルナース

口は、「食べる」「話す」「呼吸する」など人間にとっては欠かすとのできない働きを持っており、「口から食べること」は人間生活の基本です。「食事をしていないから」「歯がないから」といって口のケアをおろそかにはできません。

私達は、患者さんの回復を促進する看護につなげていきたいという思いから、安全で心地よいケアを実践するため、学習と演習を繰り返しケアの向上に努めています。

口腔ケアを通して、患者さんと触れあうことでたくさんの学びがあります。

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糖尿病看護テクニカルナース

糖尿病はお薬だけで完治する病気ではありません。患者さん自身の生活にある食事や運動が大きな治療の手立てとなります。
しかし、生活に工夫や変更を加えるというのは一人ではとても難しいことです。
糖尿病看護テクニカルナースコースでは、患者さんの生活に着目し、療養と生活の両立を一緒に考えられる看護師を育成します。
生活調整を支える心のケア、合併症が出やすい足のフットケアなど、根拠を持ったケアを提供することで糖尿病とともに生きる患者さんを支援します。

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認知症看護テクニカルナース
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超高齢社会を迎え,急性期病院における認知症看護の質の向上は喫緊の課題となっています。
認知症看護テクニカルナースコースでは、認知症看護に必要な知識と技術を習得し、認知症高齢者とその家族が安全かつ安心して入院生活が送れるように環境調整できる人材を育成することを目的としています。
2014(平成26)年度より開講し、現在は4期9名のテクニカルナースがおり、受講終了後には各々の部署で認知症看護を実践し活躍するとともに認知症看護認定看護師へキャリアアップした人もいます。
当院では、認知症看護認定看護師・老人看護専門看護師のスペシャリストから、最新の知識・技術を学ぶことができます。認知症高齢者への基本的な関わり方を習得することで、患者や家族の笑顔を引き出すことができ、看護のやりがいを感じることができることと思います。

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生活行動回復ケアテクニカルナース
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患者さんの生活リズムや生活機能は相互に影響し合っています。患者さんの「持てる力」を引き出すには、生活リズムの確立や生活行動を起こす環境調整、身体づくりが必要になってきます。
私達生活行動回復ケアテクニカルナースは、患者さんの変化を見逃さず回復に繋げるために、食事や排泄、清潔、歩行などの援助過程を通し専門的な知識や技術を習得します。患者さんと共に生活の変化を実感しながら、持てる力を引き出すケアを実践しています。

褥瘡ケアテクニカルナース

褥瘡ケアテクニカルコースでは、褥瘡発生や悪化の予防に向け、必要な知識と看護ケアについて学習を行っています。体動困難、低栄養や浮腫など全身状態の悪化によって、発生リスクが高まります。日々関わる患者さんの皮膚を健康に保ち、専門的な知識に基づくケアを提供できるよう、アセスメントやケアの向上を目指しています。

ストーマケアテクニカルナース

大腸癌、膀胱がんなどで人工肛門・人工膀胱を造設された患者・家族様へ、より良いケアを提供できるようになることを目的に2024年度より新設しました。専門的な知識や技術が求められるため、ストーマケアの基礎をはじめにアセスメントの視点を学び、実践力の向上を目指して学習会を行っています。

急性期回復促進ケア(早期離床)テクニカルナース

急性期回復促進ケア(早期離床)とは、手術や疾病によっておこる廃用症候群を予防するため、呼吸・循環機能を維持しながら安全に速やかな体力の回復を目指すケアです。フィジカルアセスメントに基づいたケアを早期から開始できるようになるために、呼吸・循環・運動機能・意識状態などのフィジカルアセスメントの講義や理学療法士による専門的技術指導の他、早期離床の事例検討を行っています。

がん薬物療法看護テクニカルコース

がん薬物療法に関する高度な知識と技術をもち、安全かつ質の高い看護を提供できる看護師(テクニカルナース)を育成することを目的としています。

 主な学習内容は、薬物療法の投与に関する専門的な知識、抗がん剤暴露対策や緊急対応といった安全管理技術、副作用マネジメント方法や患者教育の方法、多職種連携とチーム医療といった実践内容を1年間かけて取得できるように支援していきます。

当院では特定看護師が活動しています
特定行為とは

  特定行為とは、あらかじめ医師が定めた手順書に基づき、看護師が診療の補助行為を実施することです。 特定行為は、厚生労働省の定める「特定行為に係る看護師の研修制度」に基づく特定行為研修を修了した 看護師が実施できます。当院では、特定行為研修を修了した看護師を「特定看護師」と呼びます。

  特定看護師は、チーム医療の一員として高い専門性を発揮し、患者さんの状態を適切に見極め、迅速な医 療ケアの提供を行います。タイムリーで質の高い特定行為を実施することで、重症化予防や早期回復を促進し、安心して療養生活を過ごしてもらうことを目指します。

当院で実施可能な特定行為

当院では、特定行為研修を終了した看護師により以下の特定行為が実施可能となっています。

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当院における特定行為に関する包括的同意について

当院では、質の高い医療を安全に提供するため、特定行為看護師が、医師の指示・作成した手順書に基づき、特定行為を実施いたします。特定行為看護師の活動についてご理解いただき、包括的なご同意をお願いするものです。この包括同意は、患者さん(またはご家族)の自由な意思に基づいています。いつでも撤回することが可能です。同意されない場合や同意を撤回された場合でも、今後の診療において一切不利益を被ることはありませんのでご安心ください。

特定行為実施の流れ

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特定看護師紹介
在宅ケア認定看護師

【実施できる特定行為】

・気管カニューレの交換

・胃ろうカテーテルもしくは腸ろうカテーテルまたは胃ろうボタンの交換

・褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去

・脱水症状に対する輸液による補正

 在宅ケア認定看護師は、上記4つの行為を実践できます。今現在、在宅においては胃ろうボタンの交換を実践しています。住み慣れた場所で、安心して安全に医療処置が受けられることは、病気や障害により通院が困難だったり、待ち時間が苦痛な利用者にとって生活の質を向上させるサービスとなっています。

クリティカルケア認定看護師

【特定行為区分】

『栄養および水分管理に係る薬剤投与関連』

・脱水症状に対する輸液による補正

・持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整

『呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連』

・侵襲的陽圧換気の設定の変更

・非侵襲的陽圧換気の設定の変更

・人工呼吸器がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整

・人工呼吸器からの離脱

【特定行為実践の内容】

 人工呼吸器を装着している患者さんに対して、担当医師と協働しながら患者さんが辛くないように鎮静薬剤の調製や、呼吸器の設定の変更を含めた呼吸ケアを実施しています。基本的には、集中治療室での活動が中心となっていますが、一般病棟で人工呼吸器管理がなされている患者さんに対してもラウンドを実施し、安全な呼吸器管理が提供できるように病棟スタッフと協働しています。

心不全認定看護師

【特定行為区分】

*循環動態に係る薬剤投与関連

 ・持続点滴における利尿剤の調整

 ・持続点滴におけるカテコラミン(昇圧剤)の調整

 ・持続点滴におけるカリウム・ナトリウムの調整

 ・持続点滴における糖質電解質輸液の調整

 ・持続点滴における降圧薬の調整

*栄養および水分管理に係る薬剤投与関連

 ・脱水における補液

 ・高カロリー輸液の調整

【特定行為実践の内容】

 現在、利尿剤の調整と昇圧剤の調整をメインに実践を行っております。入院病棟での点滴量調整の他、外来では特定行為の知識を用いて脱水評価を行い、飲水量の調整相談をおこなったりしています。専門的な視点で、皆さんが安心した療養生活を送れるよう支援させて頂きます。

乳がん看護認定看護師

特定行為区分

1.創部ドレーン管理関連

・創部ドレーンの抜去

2.栄養および水分管理に係る薬剤投与関連

・脱水における補液

・高カロリー輸液の調整

乳房切除術や腋窩郭清では、術後の血液やリンパ液貯留を防ぎ、感染や漿液腫予防のため、術後ドレーンを留置しています。術後の患者さんの身体所見から病態を判断し、医師の手順書に基づきドレーン抜去を実践しています。また病棟スタッフとともにドレーン抜去後のケアや退院指導を行い、治療と生活の両面で支援させていただきます。

糖尿病看護認定看護師

特定行為区分

栄養および水分管理に係る薬剤投与関連

血糖コントロールに係る薬剤投与関連

実施できる特定行為

・インスリン投与量の調整

インスリンのほか、食事内容や活動量などその人の生活パターンに応じて変化する血糖値を予測してタイムリーにインスリン投与量の調整を行います。インスリン治療を受けられる方を中心に多職種で協同し、より質のよい生活を目指して生活の中で取り入れやすい療養行動についても一緒に考えていきます。

がん薬物療法看護認定看護師

【特定行為区分】

・脱水症状に対する輸液による補正

・持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整

【特定行為内容】

腸管狭窄のため、手術を目的として消化器外科へ紹介された患者に対し、脱水予防を目的とした輸液を実施します。消化器外科で治療方針が決定された後は、食事制限が必要となるため、全身状態および絶食時の栄養状態を評価し、脱水予防および術中の合併症リスクの低減を図ります。その上で、安全な実施を心がけつつ必要な輸液を選択して提供していきます。

手術看護認定看護師

【特定行為区分】

術中麻酔管理パッケージ

・呼吸器(気道確保に係るもの)関連

・呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連

・動脈血液ガス分析関連

・栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連

・術後疼痛管理関連

・循環動態に係る薬剤投与関連

【特定行為実践の内容】

手術室における特定行為は、安全な麻酔管理を通じて患者の全身状態を安定させ、円滑な手術進行と術後回復を支援することを目的としています。

 患者の全身状態をアセスメントし、橈骨動脈ラインの確保や侵襲的陽圧換気の設定の変更、術中の輸液の投与量の変更を麻酔科医と協働し行っていきます。

特定行為に関するお問い合わせ

特定行為に関する相談、ご質問やご意見がありましたら医療スタッフもしくは総合相談支援室「患者相談窓口」へ直接お尋ねください。

認定看護師会議

認定看護師会議は、各分野の認定看護師の交流と連携を通して、活動上の諸問題について検討し、各分野の組織横断的な活動を推進することを目的として発足しました。 この会議は毎月1回開催し、活動報告や情報交換・認定看護師の広報誌の発行を行っています。また看護部教育担当会議と連携し専門領域の研修会(テクニカルコース)を企画運営し、看護師のスキルアップを目指しています。