MRI室は強い磁力と電波を利用した特殊検査室になっており、以下の内容を守り検査を受けて頂きます。
体内に金属のある方は磁力により誤動作、破損、やけどを引き起こす事がある為、その種類や部位によっては検査を受けられない場合がありますので必ず事前に医師にお知らせ下さい。また、妊娠の可能性のある方、狭いところが苦手な方も医師にお申し出下さい。

1. 以下に該当する方は検査を受けることができません
   心臓ペースメーカー、脳刺激電極、人工内耳、磁石固定義歯(義眼)のいずれかが体内に入っている方
2. お荷物を検査室に持ち込むと破損したり、正確な検査結果が得られなくなりますのでロッカーにお預け下さい。また以下のような身に付けている物は全て外して頂きます。
   金属類：財布、携帯電話、時計、メガネ、鍵、ヘアピン、アクセサリー類など
   その他：入れ歯、補聴器、ベルト、ライター、カイロ、エレキバン、金属の付いている下着など
   ※化粧品(マスカラなど)の中には金属を含んでいるものがあるため、化粧を落としていただく場合があります。

• 寝台に寝て頂き、装置の中で検査します。
• 検査中に装置から大きな音が発生します(耳栓またはヘッドホンを使用します)。
• 検査時間は、10分～40分程度で終了します。検査中に動いてしまうと正確な診断ができませんので動かないようご協力下さい。
• 必要に応じて造影剤を使用して検査を行なうことがあります。

オランダPHILIPS社製、最新鋭MRI装置2台(1.5Tｘ1、3.0Tｘ1)で検査を行っております。
(T：テスラ。MRI装置の性能を表す磁場強度の単位)

磁石と電波を利用し全身を様々な方向から画像化します。特に脳や血管、整形外科領域疾患(関節、軟骨、半月板、靭帯など)の検出に威力を発揮し、診断に欠かせない検査となっています。

A.脳血管の全体像

B.脳を正面から見た断面

くも膜下出血の原因である脳動脈瘤(血管にできるコブ)を早期に発見します。また、断面像を用い脳梗塞の検出、認知症の進行度評価などの脳疾患評価が可能です。
※家族に脳卒中の方がいる、最近頭痛がするなど、脳の健康状態を確認したい方は"脳ドック"をご用意しております。是非御利用下さい。

C.腰椎を横から見た断面 腰痛、足のシビレの原因である ヘルニアなどを高い感度で描出します。

D.骨盤を横から見た断面 子宮筋腫などの全体像を鮮明に画像化します。

E.膝を横から見た断面	F.膝を横から見た断面
軟骨の減り、半月板や靭帯の損傷が詳細に評価できます。