挨拶

挨拶

ご挨拶
病院事業管理者

事業管理者.jpg

砂川市病院事業管理者

平 林 高 之

 砂川市立病院は中空知二次医療圏の地域センター病院であり、地域救命救急センター 地域周産期母子医療センター、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院、認知症疾患医療センターなど多くの機能を有しています。当院がカバーする医療圏の55町の人口は約10万人ですが更に周辺からも多くの患者さんが来院されておりその責任を重く受けて止めています。当院は「良質の医療、心かよう安心と信頼の医療を提供する病院。地域に根差し、地域に愛され、貢献する病院」の理念のもと患者さんや住民の期待に応えるため職員一丸となり診療に臨んでおります。

 

 中空知を取り巻く医療環境はここ数年で大きく変化しています。少子高齢化は急速に進み人口減に歯止めがかかりません。また医療従事者の不足、医師の高齢化と開業医の閉院などは地域の医療存続を脅かす事態となっています。当院は人口減少による患者数減少に合わせ病床数を405床に減床し、よりコンパクトに効率的な運用を行います。急性期医療により注力しそこに医療資源を投入し地域の基幹病院として機能していきます。

 

 中空知地域は地域医療構想の推進モデル区域に認定されました。今後は地域医療構想に国や道の関与が高まり議論の進展が期待されます。

当院は周辺医療機関だけではなく地域の施設、行政と密接に連携を行い、患者さんや市民の皆様の期待にお答えすべく精進してまいります。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

院長

院長.jpg

砂川市立病院 院長

日 下 大 隆

 砂川市立病院のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。砂川市は札幌市と旭川市の中間に位置し、当院は中空知医療圏に属します。国は持続可能な地域医療提供体制を確保するために、各公立病院の役割、機能の明確化、最適化、連携強化を求めています。砂川市立病院は2025年4月から病床数405床(標榜診療科29科)にスリム化し、高度急性期・急性期を担っていきます。医師数は初期研修医を含め100数名です。初期研修医は1学年9名で、上級医・専門医の指導下に、1次救急から3次救急までの様々な救急患者さんの診療に従事します。

 当院では2024年に内視鏡手術支援ロボットを導入しました。泌尿器科・産婦人科・消化器外科でロボット支援手術を行っています。空知医療圏唯一のがん診療連携拠点病院として、がんゲノム医療、ロボット支援下手術などの低侵襲外科治療、放射線治療、化学療法、緩和ケア、さらにがん相談や地域連携に一層力を入れていきます。

 当院は地域の医療を守るために中空知医療圏にとどまらず、医療圏を超えた高度急性期・急性期医療を目指します。地域において当院に期待される役割は大きく、その使命を果たすため、質が高く安定した医療を提供することに努めたいと思います。

 医師の働き方改革が法制化され、2024年4月1日施行されました。当院は中空知医療圏の救急医療を担う地域救命救急センター病院です。病院勤務医に対して厳格な労働時間管理(時間外労働960時間以内)が求められることになりましたが、救急外来の当直・待機・入院体制の工夫などにより、時間外労働は前年より、減少しました。多くの病院勤務医が仕事と家庭生活を充実できるようになり、若手医師が病院勤務を希望されることを願っています。

 砂川市立病院は2024年9月1日付で紹介受診重点医療機関になりました。「かかりつけ医」が専門的な検査(内視鏡、CT,MRI,PET検査など)や治療(放射線治療・抗がん剤治療など)を必要とした際に、紹介していただく紹介受診重点外来を充実させて、医療・介護連携を図りたいと思います。

 高齢社会において医療・介護の保障は地域の安心を保証する最も重要な要素です。今後、急性期後の医療体制の充実が重要になりますが、当院は回復期・慢性期医療機関や介護施設などと連携し、中空知圏域の医療・介護の維持に努めます。複数の慢性疾患を持った高齢者の複合的な問題に総合的に対応できる一般内科医・総合診療医を育てていくことが地域医療を守ることにつながると考えます。高齢者が住み慣れた地域で様々な支援を受けながら安心して暮らしていけるように教育・研修・診療・連携に努めたいと思います。