核医学

部門紹介

核医学
核医学検査とは
  • 身体に微量の放射線を出す薬である放射性医薬品を投与し、その薬の分布の状態をガンマカメラと呼ばれる装置で、ベッドにあお向けに寝たまま撮影します。
  • エコー、CT、MRI等と同じように画像診断の一つですが、臓器の機能や代謝を画像にできる点が他にはない特徴です。
検査内容
  • 放射性医薬品には放射性同位元素(RI:アイソトープ)が含まれており、目的の部位にあわせて薬剤を選択します。1回の検査の被曝量は、1年間に自然界から受ける放射線の量とほぼ同じくらいです。薬剤の注射で具合が悪くなることはありません。
  • 検査の種類によっては、注射と撮影が別の日になることもあります。また、注射ではなく、カプセルを飲んで頂く場合もあります。検査の正確性のため、食事制限や服薬をお願いする場合があります。
  • 検査後は水分を普段より多めに摂り、薬剤を尿と一緒に身体の外に早く排出するようにして下さい。
使用装置

SPECTCT装置GE社製NMCT870DR.jpg

SPECT/CT装置:GE社製NM/CT870DR

症例
脳血流(99mTc-ECD)



脳梗塞矢印の部位に脳梗塞による薬剤の集積低下が見られます

腎レノグラフィ(99mTc-MAG3)



左腎機能低下左の腎臓に尿のうっ滞が見られます(背中から撮影)

骨シンチ(99mTc-HMDP)


正常例