認知症疾患医療センター

部門紹介

認知症疾患医療センター

~認知症は早期診断を適切な治療・ケアが必要です。認知症疾患医療センターにご相談ください~

認知症疾患医療センターの紹介

 高齢者人口の増加によって認知症高齢者も一層増加すると考えられ、認知症疾患医療センターでは、専門的診断を行い、さらにかかりつけ医や介護サービス機関と連携することを役割としています。
 認知症疾患医療センターは、都道府県や政令指定都市が指定する、認知症に関する専門医療機関で、認知症の鑑別診断や相談業務・認知症の周辺症状や身体的合併症に対する対応・認知症についての関係機関との協議会や研修会等の開催などを担います。

  • 専門医療福祉相談
    認知症看護認定看護師や精神保健福祉士、公認心理師が受診の方法や認知症に関するあらゆる相談について、電話や面談をお受けしております。
  • 認知症の診断と初期対応・治療
    頭部画像検査・心理検査等を行い、診断を確定し今後の治療方針を決定します。
  • 認知症の周辺症状や身体合併症への急性期対応
    認知症の進行と共に介護上のお困りの時は、早期受診や入院等の急性期対応を行います。
  • 医療機関や介護関連施設への研修等の開催
    かかりつけ医、ケアスタッフ向けの認知症に関する知識向上を図るため、研修会等を開催しております。
  • 認知症に関する啓発活動
    NPO法人中空知・地域で認知症を支える会と共同で、住民向けに「認知症をあきらめない!市民健康フォーラム」を開催しております。また、町内会や各団体からのご要望に合わせて認知症に関する講演会も受付けております。年間延べ約3,000人に啓発活動を行っております。
これまでの取り組み

【物忘れ専門外来の開設】

 平成16年認知症疾患医療センターの前進になる、もの忘れ専門外来を開設しました。

【認知症疾患医療センターの指定】

 平成22年度、道内では3カ所が指定を受け、空知管内では当院のみ指定を受けました。
 (令和5年現在、道内には24か所ありますが、空知管内は当院のみとなっています)

【現在】

 年間約400人の新患患者様が受診し診断、治療を受けております。
 NPO法人中空知・地域で認知症を支える会と共同で認知症に関する普及啓発を行っています。一般社団法人認知症支援ボランティア“ぽっけ”が、認知症の方やご家族の支援を行っています。
 砂川市と空知中部広域連合(歌志内市・上砂川町・奈井江町・新十津川町) に認知症初期集中支援チームがあり、当センターと連動し認知症疑いの方に早期に介入し 医療や介護につなげる活動を行っています。

受診の流れ
  • 受診相談・ご予約
    診察の予約をお取りします。事前にお電話ください。遠方の方は検査入院も可能です。地元でかかりつけ医がいる場合、紹介状をお願いしてください。いない場合は当センターがご紹介します。ご本人の生活状況をよく知っている方と受診をしていただきます。
    予約状況は大変混んでおりましてすぐの受診は難しい状況です。早めの予約をお願い申し上げます。
  • 1回目(初診日)
    MRI画像検査と診察(受付から終了まで約2時間)。医師の診察を受けていただき、各種検査の説明やご本人の生活状況等を聞き取ります。
  • 2回目(1回目から約1~2週間後)
    その他の画像検査と心理検査(受付から終了まで約2時間)。症状によって他の検査を組み場合があります。
  • 3回目(2回目から約1~2週間後)
    診断結果をお伝えします。(受付から終了まで約1時間)
  • 診断後の支援
    ・かかりつけ医に紹介状をお送りし、定期通院していただきます。再び半年~1年後に再検査のため受診していただきます。空知管内を中心に約100カ所の医療機関と連携しております。
    ・「支えあい連携手帳」はご本人の様子をご家族が記録していただき、かかりつけ医や介護事業所にお見せしながら関係者とつながるための手帳をお渡ししています。
    ・家族教室や本人家族の交流会をご案内し、病気の進行や介護への不安などをサポートします。
    ・自動運転免許の返納について一緒に考え、地元の移動サービス等について情報をご提供しています。

 

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