挨拶

挨拶

病院事業管理者就任のご挨拶
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砂川市立病院
病院事業管理者

平 林 高 之 


 

 このたび、小熊豊病院事業管理者の後任として病院事業管理者を拝命いたしました。就任にあたりましてご挨拶をさせていただきます。

 私は昭和62年から当院に勤務し、今年で31年目となります。その間、南須原浩一、小熊豊両名誉院長のもとで地域医療に携わってまいりました。当院での経験は私の医師人生の大半を占め、砂川市立病院と当地域の方々によって育てられたといっても過言ではありません。
4年前に院長に就任し、地域医療の充実と経営改善、病院の組織改革に携わってまいりました。今回、病院事業管理者就任にあたりこれまでの経験を活かし、更なる地域への貢献をめざす所存でございます。

 当院は昭和15年に砂川町立病院として開設以来、78年を経過しました。時代とともに役割は変わりましたが、現在、中空知5市5町の人口約11万人の医療を預かる地域基幹病院に発展しています。最近は医療圏を超えて北は深川市、南は美唄市から多くの患者さんがいらしています。今後ますます当院の責任は大きくなると考えています。

 当地域は、少子高齢化が都会以上に進み、高齢化率は40%に迫る勢いです。現在、団塊の世代が75歳を迎える2025年に向けて医療体制の再構築が求められています。この地域では医療需要は既にピークを迎え、今後介護需要の増加が予想されています。当院は住み慣れた場所で、いつまでも暮らせる地域包括ケアシステムの構築に向け、地域一丸となり、まい進しています。

 当院はこれまでの急性期医療に加え、回復期・慢性期医療にも舵をとりました。4年前に地域包括ケア病棟を開設し、急性期を過ぎた患者さんにリハビリを十分に施して、自宅に戻ることが可能になり、患者さんやご家族に大変喜んでいただいております。本年度は訪問看護ステーションを院内に設置し、患者さんの住み慣れた地域での生活をサポートする体制を構築します。これからも地域医療のトップリーダーとなるべくまい進していきたいと考えています。

 昨年度、入院患者数が大幅に増加しました。当院の周辺の医療機関の規模縮小と共に当院への期待の表れと感じている一方、業務量の増加は職員の疲弊を招きました。そこで本年1月から内科、循環器内科において、症状の安定した患者さんには近隣の医療機関をかかりつけ医としてご紹介しています。住民の方々には大変ご迷惑をお掛けしています。幸い多くの患者さんにご理解いただき、ご協力いただいており、感謝申し上げます。今後、危機的な状況が少しでも改善してくれるものと期待しています。

 医療には優秀な人材が必要です。職員のキャリアアップとともに、やりがいを感じられる魅力ある職場を提供したいと考えています。そのために、更に多くの人材を受け入れ、育てることで、より良質な医療の達成を目指していきたいと思います。

 病院は地域の皆様に支えられなければ存立しえません。引き続き地域の皆様のご協力、ご理解を得ながら 患者さんのため、地域のため、職員のために、より良い病院づくりを目指したいと考えております。

院長就任のご挨拶

 

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砂川市立病院
院長

田 口  宏 一

  

 4月1日付けで院長を拝命いたしました。就任にあたりご挨拶をさせていただきます。

 私は平成8年に外科医として当院に赴任し、湊元副院長の御指導の下、消化器外科、乳腺外科の手術、抗がん剤治療、緩和ケアに携わっており、平成25年からは北海道のがん診療連携拠点病院としては初めての温熱療法(ハイパーサーミア)を導入して、がん治療において集学的治療を行ってきました。

 当院は中空知だけではなく、北は深川市、南は美唄市を含めた医療圏の重要な役割を担う病院として、救急医療、周産期医療、がん診療、心血管系の疾患や脳血管疾患などの急性期医療のみならず、心不全、呼吸不全、糖尿病、高血圧、腎機能障害などの慢性期疾患に対する診療も行っております。

 この地域では急速に高齢化が進み、人口も減少していくのは明らかであり、そのための対策として、小熊前病院事業管理者が中心となって地域包括ケア病棟が開設され、リハビリテーションの充実により、治療だけではなく、介護、福祉を含めた全人的なケアが行われております。

 今後、高齢化に伴い医療の在り方について真摯に考えていくことが必要と考えます。例えば80代、90代の高齢者が、がんになった場合の治療は、若年者と同様の手術や抗がん剤が本当にベストな治療なのでしょうか?患者さん一人ひとりの身体的、精神的な問題やその人の生き方、価値観などを患者さん、ご家族、医療者が話し合うことで、患者さんにとってベストな医療とは何かが見えてくると思います。これをアドバンスケア・プランニングといい、是非、普及させたいと思っております。

 昨今、病院勤務医の過重労働が大きな社会問題になっており、当院も例外ではありません。これを解決するには病院側の対策として、一人で患者を診るのではなく、グループ診療やチーム医療を積極的に導入することで、少しでも医師の負担が減り、時間外労働の減少につながると考えますが、それ以上に患者さんにはかかりつけ医を持ってもらい、具合が悪ければすぐにかかりつけ医を受診し、専門的治療が必要であればすぐに当院を紹介してもらうことで、かなり改善できるものと考えておりますので、引き続きご協力いただきますようお願いいたします。

 当院は全科で専門医が揃っており、札幌の専門病院に引けを取らない医療が提供できる病院と自負しております。患者さんには是非、医師と話し合うことで、より信頼できる医師を育てていただきたいと思います。

 今年度から平林病院事業管理者の強力なリーダーシップのもと、病院の理念である、「良質の医療、心かよう安心と信頼の医療を提供する病院」、「地域に根ざし、地域に愛され、貢献する病院」に近づけるよう努力していきたいと考えております。患者さん、地域の皆さんにはご協力の程よろしくお願いいたします。