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当院では、現在4分野4名の専門看護師と12分野21名の認定看護師が活躍しています。
専門・認定看護師とは、日々変化する医療現場の中で働く看護師たちを専門的知識や技能でサポートし、組織的に看護活動を実践する看護師です。
当院では、特定の専門分野において「実践・指導・相談の役割を果たし、看護ケアの広がりと質の向上を図ること」を基盤に院内活動を行っています。
福田 智子 平成30年 |
活動内容
老人看護専門看護師は高齢者看護のスペシャリストとして優れた知識や技術を持ち、卓越した看護実践を行うほか、高齢者本人と家族への支援、保健医療福祉に関わる多職種との連携や協働、看護師に対する教育や相談への対応、高齢者看護に関する研究を行う役割があります。年齢を重ねて生きてこられたその人の尊厳を大切に、認知症や慢性疾患など様々な健康課題を抱えた高齢者の「生活の質(QOL)の向上」や「自分らしく生きること」を支えたいと思っています。また、高齢者を支えている家族への相談に応じるなど、高齢者とその家族を含むすべての人々とともに、高齢者が望む暮らしを支援していきたいと思います。 |
伊波 久美子 |
活動内容
大きな手術や急に起こった病気や怪我などで重症な状態になり命の瀬戸際にある患者さんとご家族に良いケアが出来るようにすることが急性・重症患者看護専門看護師の役割です。 |
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活動内容
小児看護専門看護師はあらゆる健康レベルにある子どもとその家族の健康生活を維持・促進するために、高度な知識と技術を有して看護活動を展開する小児看護のスペシャリストです。小児看護では発達段階に応じたケアを提供することが求められています。特に、小さいお子さまは自らの状態や気持ちをうまく言葉で表現できません。そのため、「子どもにとって最も善いケアは何か」を考え、時には擁護者となり支援しています。 子どもが病気になることで親の心配や不安は高まります。お母さまやご家族の気持ちを聴くとともに、お子さまの病気や必要なケアをお伝えしています。子どもができる限り自宅療養できるよう、小児科外来・病棟スタッフとともに支援しています。 地域包括ケアに参画する医療機関の一員として、外来・病棟・地域と連携し、切れ目ない育児支援・看護が提供できるよう取り組んで参ります。
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能見 真紀子 |
活動内容
慢性疾患看護専門看護師は、生活習慣病の予防や慢性的な心身の不調と共に生きる人々に対する慢性疾患の管理・健康増進・療養支援などに関する水準の高い看護を行う役割を担っています。 |
渡辺 静香(左) |
活動内容
砂川市立病院は空知管内唯一の救命救急センター(18床)を有し、心筋梗塞や脳卒中、交通外傷など急性重症患者を多数受け入れています。ICU(6床)には、大手術の術後や人工呼吸器装着患者・補助循環が必要な患者さんが入室しています。私たち集中ケア認定看護師の役割は、このような生命の危機状態にある患者さんの病状の変化を予測し、悪化を予防しながら、生活者の視点を持ち早期回復への支援をすることです。また、患者さんを支えるご家族の不安や精神的苦痛を理解し、少しでも気持ちが楽になるように寄り添うケアを提供しています。 院内では、フィジカルアセスメント研修や急性期回復促進(早期離床)テクニカルナースの育成を行っています。 |
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活動内容
緩和ケアは病気の状態や時期に関係なく、がんと診断された早い時期からその時に合った方法で提供される大切ながん治療の一つです。がん患者さんやそのご家族の多くは、診断から治療、そのあともがんと共に生活していくことになります。痛みやその他不快と感じる症状、気持ちの落ち込みやつらさ、治療費や生活に関する不便さなど、がんと診断された時から多くの苦痛を感じると言われています。 わたしたち「緩和ケア認定看護師」はがんと診断された時からがん患者さんやご家族の苦痛を緩和し、その人らしく過ごせるようにサポートします。砂川市立病院には病棟、外来、がん相談支援センターなどの部署に在籍し、それぞれの部門で痛みはもちろん、体や心の辛さ、生活の不自由さ、仕事や治療費の相談、ご家族の不安や悩みなど、様々な苦痛緩和に対するアプローチを実践しています。 |
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活動内容
地域市民の方たちにも1次救命処置が広く普及している今日、私たち看護師が1次・2次救命処置を実践することは当然のことです。いくつかの文献から明らかになっていることですが、『病院で亡くなる必要がない人が、病院で命を落としている』という事実があります。患者さんのそばにいる時間が最も長い私たち看護師には、その前兆を早期に発見するという使命があります。救急看護認定看護師として、看護師の看る目と看護実践が養うよう心肺蘇生教育のみならず、急変を未然に防ぐことに重点を置いた院内教育に力を注いでいます。 |
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活動内容
近年のがん薬物療法の進歩はめざましく、これまで治療が困難とされていたがん種や進行がんの患者さんもその恩恵を受けられるようになりました。がん化学療法看護認定看護師は、「がん薬物療法」を受ける患者さんに、適切な薬剤投与管理と副作用マネジメントを行い、患者さん一人ひとりの生活を見つめ、その人らしく過ごしていただくためのケアを提供していきます。 がん治療を取り巻く様々なつらさに対しては、院内の専門家と連携し、チームで患者さんの治療継続を支えていきます。 がん治療による、外見の変化に対する支援(アピアランスケア)にも力を注いでいます。 お困りのことがありましたら、遠慮なくご相談ください。 |
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活動内容
私たちの役割は、患者さんや来訪者・医療従事者を感染から守ることです。 |
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活動内容
糖尿病治療は生活と非常に密接しています。私たち糖尿病看護認定看護師は日々生活の中で様々な工夫を行い、血糖コントロールをする患者さんを支援します。治療と生活を調整する上で生じる諸問題について一緒に考え、生活の質を高く生きていくことができるように尽力します。
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活動内容
救命はされても様々な障害が残る場合があります。その中でも摂食・嚥下障害は食べる喜び、生きる喜びが奪われ、無理してたべると窒息や肺炎の危険が 生じます。患者様やご家族の「食べたい、食べさせたい」という願いに向き合い、口から食べるために望ましいリハビリテーションを受けられるように支援しま す。 「口から食べる」をサポート
口は食べることができない時期でも、話す、呼吸するなどヒトにとっては欠かすことのできない働きをします。「口の健康」 を保つため、院内認定である口腔ケアテクニカルコースを運営し、各部署のリーダーとなって活動する人材を育成します。また、医師・栄養士・言語聴覚士など 他職種とともに、口腔ケア・摂食・嚥下回診を実施します。 |
福田 智子(右) 平成24年 |
活動内容
認知症看護認定看護師の役割は、専門的な知識や高度な看護技術を用いて、認知症の人の権利を守ること、生活環境を調整すること、自己決定を支援すること、家族を支援することなどがあります。
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活動内容
"その人らしい生活と人生を支援" 私たちが何気なくしている『呼吸』ですがCOPD(慢性閉塞性肺疾患)をはじめ気管支喘息、間質性肺炎など慢性呼吸器疾患をもつ患者さんは、日常生活動作に『息切れ』を感じ活動の幅が狭くなっていきます。慢性呼吸器疾患に伴う『息切れ』は心身ともに苦痛を感じ、そばで見守る家族もまたどうしていいのかと不安を感じています。そういった患者さんと家族に関心をもち、不安や悩みなどの気持ちに寄り添いながら、その人らしい生活と人生が送れるよう支援していきます。 在宅医療が推進される中で、安定期・増悪期・終末期の状態に応じた呼吸リハビリテーションを行い、自己決定を尊重して療養生活が継続できるよう、外来と病棟、地域、多職種と連携し、切れ目のない看護を提供していきます。 |
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活動内容
慢性心不全認定看護師は、心不全や心筋梗塞・不整脈など心臓に疾患を抱える患者さんとその御家族のケアを行います。患者さんの入院中の身体面・精神面のケアはもちろん、心不全の病態と患者さんの生活に応じた療養生活行動の支援を行う役割があります。 |
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活動内容
脳卒中患者さんの多くは、ある日突然起こることで運動障害や意識障害、高次脳機能障害など様々な症状を引き起こし、合併症の発生頻度も高い病気です。 |
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活動内容
皮膚・排泄ケアには、ストーマケア、創傷ケア、失禁ケアの3分野があります。術前からストーマケアを行い、ストーマ造設後の生活が少しでも困難なく過ごしていただけるようにケアを行います。 |
当院では、テクニカルナースの育成を目指し、技術の向上とやりがいの維持、看護の質を保つ目的で院内認定テクニカルナース制度を実施しています。
感染管理、緩和ケア、救急看護、口腔ケア、呼吸理学療法、がん薬物療法、糖尿病看護、認知症看護、生活行動回復ケア、褥瘡ケア、急性期回復促進ケア(早期離床)の11コースがあり、現在までに117名の看護師が受講しました。受講は、自主的なもので1年間のカリキュラムに沿って行われます。病院長から修了書が手渡されます。
受講終了後は、各部署での実践や後輩教育に力を注いでいます。受講生の中から認定看護師を目指したり、看護師のキャリアアップにつながっています。
その他にも、看護師個々が成長できる学習環境を整えております。
医療現場における感染予防対策が遵守されて、安全に実践されるためのリーダとしての役割を果たすことができる人材を育成することを目的に平成23年から開始しています。現在は3期生12人となり、今4期生が新たに学習に励んでいます。私たちは感染管理の知識を学び、エビデンスに基づいたケアと、他職種と協働しながら安全な療養環境を提供できるように頑張っています。感染管理は沢山の仲間作りが必要ですので、皆さんも是非一緒にやりませんか?
緩和ケアは病気の状態や時期に関係なく、がんと診断された早い時期からその時に合った方法で提供される大切ながん治療の一つです。がん患者さんやそのご家族の多くは診断から治療、その後もがんと共に生活していくことになります。私たちは“その方らしい生活が送れる”ように抱えている痛みはもちろん、体や心の辛さ・生活の不自由さ・仕事や治療費の相談・ご家族の不安や悩みなど、様々な苦痛緩和に対するアプローチを実践出来るよう、緩和ケアの質向上に努めています。
救急看護テクニカルナースでは、見落とし厳禁な疾患と症状にポイントを当てた講義と演習内容にしています。
その日の受講が終わった時には、早く働きたいとワクワクして夜も眠れないはずです。
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呼吸は生きていくために欠くことの出来ない機能です。 呼吸していることが生きている証しでもあるので、呼吸が安楽にできることは患者さんの安心感につながります。
私たち呼吸理学療法テクニカルナースは、自分たちの手で患者さんの呼吸を安楽にすることを手助けしています。患者さんの呼吸が安楽になり回復していくことで、患者さんや家族の笑顔が増え、ともに喜びを感じながら呼吸ケアを実践しています。
二人に一人ががんと診断される現代、がん薬物療法を受けながら日常生活を送る患者さんはたくさんいらっしゃいます。
がん薬物療法看護テクニカルコースでは、日々進化する抗がん薬の取り扱いや有害反応の症状アセスメントを学び、患者さんが安心して治療を完遂できるように支援する看護師の育成を目指しています。
糖尿病はお薬だけで完治する病気ではありません。患者さん自身の生活にある食事や運動が大きな治療の手立てとなります。
しかし、生活に工夫や変更を加えるというのは一人ではとても難しいことです。
糖尿病看護テクニカルナースコースでは、患者さんの生活に着目し、療養と生活の両立を一緒に考えられる看護師を育成します。
生活調整を支える心のケア、合併症が出やすい足のフットケアなど、根拠を持ったケアを提供することで糖尿病とともに生きる患者さんを支援します。
超高齢社会を迎え,急性期病院における認知症看護の質の向上は喫緊の課題となっています。 |
患者さんの生活リズムや生活機能は相互に影響し合っています。患者さんの「持てる力」を引き出すには、生活リズムの確立や生活行動を起こす環境調整、身体づくりが必要になってきます。
私達生活行動回復ケアテクニカルナースは、患者さんの変化を見逃さず回復に繋げるために、食事や排泄、清潔、歩行などの援助過程を通し専門的な知識や技術を習得します。患者さんと共に生活の変化を実感しながら、持てる力を引き出すケアを実践しています。
褥瘡はどんな人でもできる疾患です。特に患者さんは低栄養や寝たきり、浮腫など全身状態の悪化によって、より褥瘡の発生リスクが高くなります。
日々関わっている患者さんの皮膚をより健康に保つため、専門的な知識をもってケアを提供できるように学習会を行い、ケアの向上を目指しています。
急性期回復促進ケア(早期離床)とは、手術や疾病によっておこる廃用症候群を予防するため、呼吸・循環機能を維持しながら安全に速やかな体力の回復を目指すケアです。フィジカルアセスメントに基づいたケアを早期から開始できるようになるために、呼吸・循環・運動機能・意識状態などのフィジカルアセスメントの講義や理学療法士による専門的技術指導の他、早期離床の事例検討を行っています。
認定看護師会議は、各分野の認定看護師の交流と連携を通して、活動上の諸問題について検討し、各分野の組織横断的な活動を推進することを目的として発足しました。 この会議は毎月1回開催し、活動報告や情報交換・認定看護師の広報誌の発行を行っています。また看護部教育担当会議と連携し専門領域の研修会(テクニカルコース)を企画運営し、看護師のスキルアップを目指しています。