病院内の様々な職種が一体となって患者さんのケアに取り組むチーム医療。
それぞれの専門性を発揮し、患者さんの状態に応じて最適な治療をサポートしていきます。
砂川市立病院では専門家が緩和ケアチームを組んで緩和ケアに取り組み、痛みはもちろん、体や心の辛さ、生活の不自由さ、仕事や治療費、家族の不安や悩みなど、様々な関連した問題に対応しています。私たちもその一員として、地域連携室、外来看護、病棟看護の立場から協力し合い、地域、外来、入院と生活の場が変わっても患者さんやご家族の希望を支えていきたいと考えています。
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NST= Nutrition Support Team
栄養管理はすべての治療の基盤です。栄養管理を症例個々や各疾患に治療に応じて適切に実施することをNutrition support(栄養サポート)といい、この栄養サポートを医師、看護師、管理栄養士、薬剤師などの多職種で実践するチームをNST(Nutrition support Team)といいます。チームメンバーは、医師、栄養士、看護師、薬剤師、リハビリ、臨 床検査技師、医事課の計23名です。活動は、抽出チームと加算チームにわかれ、抽出チームは3チームで、火・木・金に回診を行っています。加算チームは2チームで、木・金に回診を行っています。多角的な視点で患者さんの栄養状態をアセスメントしサポートしています。
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褥瘡(床ずれ)は、持続的な圧迫が加わることによって生じる皮膚損傷の総称です。
褥瘡は、日常生活動作が低下し、皮膚の摩擦、ずれ、圧迫といった局所的要因や栄養状態の低下、疾患などの全身的な要因が複雑に絡み合って発生します。
当委員会・担当会議では、入院中に褥瘡ができないよう褥瘡予防のための活動、発生時には早期に対応できるよう活動・連携を行っています。
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・褥瘡対策委員会(年3回)、褥瘡担当会議(隔月)、褥瘡回診(週1回)やカンファレンスの実施
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・各部署の褥瘡・排尿担当者と協働し、リスクアセスメントや褥瘡対策に関する情報共有と発生予防ケア、記録等に関する監査
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・他職種(医師・薬剤部・栄養課・リハビリテーション部・事務職員)との連携を行い、褥瘡発生予防、悪化予防に向けた活動
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・褥瘡の治癒遅延や深い褥瘡の疑いがある場合は、形成医師に報告し、速やかに治療が受けられるための連携
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・褥瘡に関連する学習会の開催
感染制御の日常的な業務を実践するために感染対策推進室に設置。医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師、栄養士、臨床工学士、放射線技師、理学療法士、事務職員等で構成され、院内感染発生防止のための調査や研究・対策の確立に関して迅速に活動を行っています。
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入院患者の精神状態の早期把握および認知症やせん妄患者等とその家族に対する精神科専門医療の提供による症状の緩和および早期回復を促進することを目的としています。精神科医や精神保健福祉士を中心に、専門性の高い看護師(老人看護専門看護師や急性・重症患者看護専門看護師)、作業療法士、薬剤師、公認心理士など多職種でラウンドやカンファレンスを行っています。
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精神科リエゾンチーム活動として作業療法士と看護師が中心となり「院内デイケア」を行っています。入院中のせん妄や認知症が疑われる方に対して、日中の活動提供や環境変化により症状の改善や意欲の向上を目的としています。一般病棟に入院している患者を対象に週2回(水・木)行っています。
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クリニカルパスとは、入院中の検査や治療の予定や食事、入浴などの生活の流れに対して、患者さんに分かりやすく説明するために標準化されたスケジュールをまとめたものです。たとえるなら、旅行会社がお客様にお渡しする旅行の行程表にあたるものがクリニカルパスです。
当院では、臨床における具体的なパスの導入・運用・改善及びその効果の普及を図ることを目的として、平成12年1月にクリニカルパス委員会を発足しました。 構成は、副院長を委員長に医師、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、管理栄養士、理学療法士、精神科ソーシャルワーカー、事務職員など、あらゆる職種からの参加があり、活発な議論がなされています。