北海道、特に空知地区は残念ながら全国レベルで見ても男性・女性に限らず喫煙歴の高い地域です。
喫煙関連・非関連も含めて呼吸器疾患は潜在的なものも含めて増加傾向があります。
肺がんの診断には、気管支鏡を用いた十分な組織採取が要求され、それがないと肺癌診療ガイドラインを利用した治療もできない現実です。採取組織に十分ながん細胞がなければ、検査不適とされることも多いのが現実です。そういう意味で当院検査科の多大な協力でROSE検査も並行しての検査を実施。少なくとも肺がん診療においては、札幌-旭川間の中間のがん拠点病院としての能力は十分備えていると思います。
喫煙がリスクを高める呼吸器疾患には、当然ですが肺癌をはじめ、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫・慢性気管支炎)、気管支喘息、自然気胸、間質性肺疾患(肺好酸球性肉芽腫症・特発性間質性肺炎・呼吸器細気管支炎関連肺疾患)、睡眠呼吸障害、呼吸器感染症(肺炎・感冒・インフルエンザ・結核など)、急性好酸球性肺炎が挙げられます。高喫煙率と高齢化率を鑑みても呼吸器疾患が多いことは理解できます。喘息などの発作が急激に現れる疾患もありますが、「呼吸が苦しい」ということは、それなりに病態が進行した状態を示しています(肺癌が肺癌の症状で初診で手術ができる進行度で来院される患者は極めて少ないです)。
また、慢性進行性肺疾患は、通常のレントゲンでは正常と判断されるレベルで実は介入すべき状態の方も多いですが、未介入症例も多いと思います。
コロナ後遺症としての慢性咳嗽主体の患者群も増えていると考えていますが、思いのほか「咳喘息」と診断できる症例が多いことも感じます。3人の呼吸器内科医、3人の北大呼吸器内科からの派遣の卒後4~6年目の後期研修の6人体制で呼吸器内科診療を行い、診療体制につきましては非常に充実してきています。
慢性咳嗽患者には咳セットとして、SABA吸入前後のスパイロ、呼気NO検査、好酸球、IgE、喀痰好酸球増加の確認などを行い、適切な吸入療法を選択し説明。40歳以上の患者にはレントゲン検査も追加します。
診断の確定、禁煙指導、呼吸リハビリ、専任看護師の介入。市中肺炎や誤嚥性肺炎は総合診療科医師の領域と考えますが、情報交換しつつ対応します。
外科的生検のリスクが高い場合は、診断困難歴や適応がある場合は、気管支鏡でクライオ生検をして、抗炎症治療なのか、抗線維化治療なのか、両方が必要なのかを科内で相談しつつ適切な介入を行います。
呼吸器内科では、呼吸器内科の増員と消化器内科疾患が完全に我々から離れたことから、呼吸器内視鏡検査実施例はここ2,3年増加し、年200件を越えて北海道、特に空知地区は残念ながら全国レベルで見ても男性・女性に限らず喫煙歴の高い地域です。
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★マークは女性医師です
| 職名 | 栄養管理室長・呼吸器センター長 |
| 出身大学 | 北海道大学(昭和61年卒) |
| 主な経歴 | 国立札幌病院 |
| 専門分野 | 呼吸器内科を中心とした一般内科 |
| 所属学会 | 日本内科学会(総合内科専門医・教育病院指導医・認定内科医) |
| 職名 | 部長 |
| 出身大学 | 北海道大学(平成2年卒) |
| 主な経歴 | 北海道大学医学部附属病院 |
| 専門分野 | 呼吸器 |
| 所属学会 | 日本内科学会 |
| 職名 | 医長 |
| 出身大学 | 北海道大学(平成25年卒) |
| 主な経歴 | 北海道大学病院 |
| 専門分野 | 呼吸器内科 |
| 所属学会 | 日本内科学会 |
| 職名 | 医長 |
| 出身大学 | 北海道大学(平成26年卒) |
| 主な経歴 | 市立函館病院 |
| 専門分野 | 呼吸器内科 |
| 所属学会 | 日本内科学会 |





















